硝子の表現

硝子の表現

硝子という素材は硬くてシャープな質感を持っており、1mm間隔程度で連続した細かい線を垂直に描き、硬さとシャープな感じを醸し出します。 それから、ガラス越しに見える室内の壁面に入り込む影を線の間に加えると、ガラス面が透きとおって見えます。

垂直に引いた線の連続を硝子の表面とした場合は、その奥に必ず空間があり具体的に描かず、何となくシルエットのように表現すると奥行がでて、暗くすればするほど強調されます。

硝子は透明性と共に映り込むという性質があり、手前の建物や樹木を映り込ませるとさらにガラスらしさが強まります。

照明効果としては、ガラス面の奥にある空間の照明を表し、面相筆で置くように光を入れて行きます。

蛍光灯を表現するには、ガラス棒と溝引き定規で表現することができ、細くスピードのある線で描きます。

テープなどでマスキングしておくとしっかりとした線が引きやすくなりますよ。

影の表現

パースにとって欠かす事の出来ない影ですが、理屈で考えると複雑で面倒と思われてしまうかもしれません。

しかし、一定のルールをつくっておくと理解しやすなります。 平面や立面に光が45°から60°であたっていると仮定すると、イメージとして、60°は夏で45°は冬らしい影となりますが、どちらの角度も作図のしやすさを優先して構いません。

影の生じる面にある起伏の長さや大きさによって、影の長さが決まり、45°で設定した場合は、1mの起伏による影の長さは1mとなり、60°の場合は45°の2割増し程度とします。

影の濃さを微妙に変えるだけで奥行き感が増すのですが、壁面に落ちる影やガラス面におちる影の濃さに差をつけることで出来ます。

屋根の傾斜などが壁面に落とす影は、壁から垂直に出ている屁やバルコニーなどと異なり、45°に設定した場合は、60°に、60°設定した場合は75°といったように、角度を少し増やして表現すれば良いのです。

屋外と比べると室内は、光が窓に反射する2次的な光が生じて特定しにくいので、描くなどは床に対して真下に影を落とせば、それらしく描くことができます。

壁に生じる影は、影の始まる部分を強調し、少しずつグラデーションをつけて溶け込むように内側に表します。